中華料理は好きですか?編集部ウタコです。
私も横浜中華街の地理を8割方暗記しているくらいには、中華料理のことが大好きです。できることなら、自宅でも作ってみたい。パパッと作ってサッと出して「さすが」「信じられない」「すごい」「先輩すごい」「それすごい」と、喝采のさしすせそを浴びたい。
という気持ちはあるんですが、中華って数ある料理ジャンルの中でも、一番難しく感じませんか?行程が多いし、レシピ本を見るとサラッと謎の調味料が登場しているし、何より火加減が難しい。というわけでベンチ入り。料理初心者が軽率に手を出してはいけないジャンルだと思っていましたが…意外と、そんなこともなかったみたいです。

今回レポートするのは、1月22日に開催された「北陸ガス×Komachi 『南国酒家』シェフに学ぶ!炎の中華料理レッスン」
中華レストランで腕を振るうシェフを講師にお迎えして、4品の中華レシピを教えていただきました。メニューはこちら。

・香り焼きチャーシュー
・エビのすり身入りパリパリ三角春巻
・サメコラーゲン焼売(シュウマイ)
・エビ団子のマヨネーズソース

メニュー名だけ聞くと、難しそうな感じがしませんか?特にチャーシューなんて、「タコ糸」というワードがよぎりますよね。ドキドキ。

先生を務めてくださったのは、この方。

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「原宿 南国酒家 新潟伊勢丹店」の斉川充シェフです。

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そしてこちらのキレイで広い会場は「ABC Cooking Studio 新潟ビルボードプレイススタジオ」さん。
調理台がズラリと並ぶガラス張りのオシャレなスタジオ、体験レッスンで訪れたことがあるという方も多いはず。設備が整っていて使いやすいのはもちろん、スタッフさんがみなさん元気なのも魅力です。

今回作るメニューは、皆さんが自宅でもしっかりおさらいできるよう「家でも簡単にできる」「見映えのいい」料理をお願いします!とシェフにリクエストさせていただいたもの。最初にチャーシューの仕込みをしていきますが、この下処理が驚くほど簡単。

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皆さんも、レシピを見ながらチャーシュー作り。
チャーシューを焼き上げている間に、その他のメニューの準備をしていきます。

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今回作る「サメコラーゲン焼売」には、エビ+サメ肉のすり身が入っています。実は、サメに並々ならぬこだわりを持つ斉川シェフ。中華料理ではよく「フカヒレ」として登場するサメですが、ヒレ以外にも身の部分をはじめ、全身まるごと食べられて、さらに女性にうれしいコラーゲンを多く含む優秀な魚なんだそう。今回使ったサメ肉、食べてみるとクセがなく白身魚のような味わいです。明日起きたら美人になっている可能性に期待です。

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続いてみなさん、エビ団子と春巻きの作業に取りかかります。今回作った「三角春巻き」は、いつもの皮で包み方を変えるだけでパッと食卓が華やかになるうれしいメニュー。

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油でカラっと揚げていきます。いい音、キツネ色。会場の最新ガスコンロは温度設定ができるので、揚げ物をする時にも便利です。

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カラッと揚がりました。こちらには、マヨネーズをベースにしたソースをON。

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こうなって…

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こうなります。
周りに散らしたナッツが食感のアクセントになって、マンゴー+ラズベリーパウダーで見た目も華やか。おもてなしにピッタリです。
みなさん、途中は「これでいいですか?」「分かりません」とシェフに質問しながら進めるシーンもありましたが

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シェフのレクチャーで上手に仕上がり、キレイな盛り付けが完成していきます。

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シェフの手さばきは、やっぱり参考になりますよね。今回も、皆さん携帯で写真をバシバシ撮っていました。ぜひ自宅で作る時の参考にしてみてくださいね。
そうこうしているうちに、お待ちかねのチャーシューが焼き上がりました。

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これはおいしそう!下ごしらえは、エッ?と拍子抜けするほど簡単だったにも関わらず、見事な仕上がりです。会場内には、南国酒家さん特製・中華スパイスのいい香りが…。
レシピは参加者の皆さんだけの秘密ですが、温度を低めに設定したオーブンでじっくり低温調理することで、外はカリッと、中はジューシーに仕上がるんですね。
こちらもカットして盛り付けたいところですが、その前に。

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どーん!中華鍋。
今回はこちらを使って、中華料理で一番大切なポイント「炎の上手な扱い方」をシェフが伝授。自宅でこの鍋を用意するのは難しいですが、ガスコンロの火とうまく付き合い、炎を最適な状態にコントロールすれば、自宅の中華をもっとプロの味に近づけることができます。

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冬野菜を油にくぐらせてチャーシューの付け合わせに。冬菜のグリーンがキレイですね。こうした微妙な火加減の調整も、最新のガスコンロなら簡単にできてしまうそう。
ちなみに手前に見える、白っぽいゴボウのような野菜。何かというと…

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こちら。石垣島産の「サラダウコン」。新潟初上陸の珍しい野菜です。私は中国の漢方的なもので使われるイモムシか何かかと思い一瞬さあっと血の気が引きましたが、食べてみるとクワイやユリ根を思わせる独特な食感がクセになります。食べられたみなさん、ラッキーですね♪

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この日は他にも、シェフが色鮮やかな野菜をたくさん用意してくれました。新潟のブランド里芋「帛乙女」や飾り切りされたニンジン、ペコロス、安納芋などが、メニューに彩りを添えてくれます。

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お皿にセンス良く盛り付けて、みなさん完成!お待ちかねの試食タイムです。

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ABCクッキングスタジオでは、実際の生徒さんもこちらで作ったものを試食されるそう。食器やランチョンマットは、好きなものを選べるんです。私もイベント準備で食器棚を覗かせていただきましたが、食器の多さ、充実ぶりにビックリ。さらにパンやお菓子(隣のテーブルでは、シュークリームと練り切りを作っていました)など学べるメニューもたくさんあるんです。生徒さん、みんなキラキラしていました。楽しそう…!

今回のレッスンでは、炎を扱うプロ「北陸ガス」さんにご協力をいただき、中華を作る際のガスコンロの上手な使い方も教えていただきました。
炎が使いこなせれば、どんな料理にも応用できるはず!改めて、火を使うっていいですね…。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

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今回ご協力いただいた企業・お店はこちら

◆北陸ガス
https://www.hokurikugas.co.jp/

◆ABC Cooking Studio
https://www.abc-cooking.co.jp/

◆原宿 南国酒家
http://nangokusyuka.co.jp/

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今回の4品、私の得意レシピ集に仲間入りです!

(編集部ウタコ)