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ミツバチってスゴイ!養蜂場ツアーに行ってきました。

ミツバチってスゴイ!養蜂場ツアーに行ってきました。

最近、どうも肌の調子がよくない…編集部ウタコです。
この時季、エアコンの付けっぱなしなどで知らず知らずのうちに肌の水分がなくなっている気が。
どんな肌質の人でも、乾燥はお肌の敵なんだそうですよ。

肌の乾燥を防いでくれる食材と言われて思い浮かぶのは、ハチミツ。
そのまま食べるのはもちろん、リップやパックなど、化粧品にもその成分が使われていますよね。
さらにプロポリスなど、健康食材としても親しまれているハチミツ…一体、どんな風に採取されているの…?

というわけで、今回はこちらにお邪魔してきました。

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西蒲区にある養蜂場、「はちみつ草野」さん。
こちらでは、毎年春~夏の時期にかけて、ミツバチの様子を間近で観察することができる養蜂場ツアーを開催しています。
案内してくれるのは、養蜂家の草野竜也さん。
どんな質問でも答えてくださる、本物のミツバチマニアです^^

今日は、そんな養蜂場ツアーのレポートをお届けしたいと思います。
※ミツバチの写真が多いので、虫が苦手な方はご注意ください※

この日、ツアーに参加したのは私を含めて8名の皆さん。
草野さんのガイドで、少し山の方へ向かうと

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山の中腹に、ミツバチたちの家がズラリ。

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いいお天気でした。

設置してある箱は全てミツバチの巣箱で、一箱あたり約20,000匹のミツバチが暮らして(?)いますが
草野さんが管理しているのは約60箱。120万匹!
よく見るとこの箱、みんな同じ方向(東)を向いているのですが、東側にあるのは巣箱の入口。

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入口の前に立つとミツバチが怒ってしまいます。私たちだって、玄関の前に突然誰かが立っていたらびっくりしますよね…。
働きバチが明るい時に働いて、夕方に戻ってくる…というのもなんだか、人間のよう…。
ミツバチにさっそく興味が沸いてきました。

「それでは、中を見てみましょう」と草野さん。
中…?とソワソワしていると

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えっ!

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草野さん、おもむろに巣箱をオープン…!
中ではミツバチたちがセッセと巣を作っています。

この木の隙間に巣を作るのですが、いちばん右側に作られている巣は「無駄巣」と呼ばれ、人間の家でいう増築のようなものだそう。
草野さん、ミツバチの行動を人間の暮らしに置き換えて説明してくれるので、分かりやすくどんどん興味が沸いてきます。お話上手。

そんな「無駄巣」を、なんと…

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削ぎ削ぎ。

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ハチもちょっとびっくりです笑

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草野さんが削いだ巣は、こうなりました。

こちらがいわゆる「巣蜜」。見てください、この厚み。。
間に天然のハチミツがたっぷり入っていて、言わずと知れた高級食材ですね。

こちらを、ツアー終了後に参加者のみなさんで千切っていただきました。
中から出てきたハチミツは、花の香りがフワッと漂って、濃厚なのにくどすぎない絶妙な甘さ。

巣自体は、ガムのような食感でなかなか噛み切れない…。
それもそのはず。この六角形は、自然界で最も強度のある形。
ミツバチが壊れにくい巣を作ろうとして、本能的にこの形になるんだそうです。

さらに、ツアーではこんな体験も…

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ミツバチの巣を持ち上げてみよう体験。
まずはミツバチに煙を当てて、ちょっと巣から離れてもらいます。

ちなみに、写真では巣箱に煙を当てていますが
こちらの煙は、養蜂家さんが作業するのに欠かせないアイテム。

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奥に置いてあるこちらの器具に

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枯れ葉や枯れ木などを入れて火を付け

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こんな感じで、煙が出るようセットしておきます。

煙を当てる理由は、作業がしやすいようにミツバチたちを巣から離すため。
ミツバチは巣に煙が入ると異変を感じ、食事をしに(ミツを採取しに)外へ出て行きます。
これは、身の危険を感じたら、まずは長時間そのまま動けるように腹ごしらえをするというミツバチの習性を利用しているそう。なるほどです。

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こうして煙を当ててもらい、私も巣を持ち上げ!
初体験でドキドキでしたが、刺されることもなく、巣を間近で見ることができました。
煙を使うことで、「人間がいると気付かれないように作業すれば大丈夫なんですよ」と草野さん。

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草野さんは、ミツバチにラクラク触っちゃいます。さすがですね。

1つの巣箱に20,000匹ほどで共同生活をするミツバチですが、1箱に1匹、女王バチがいます。
女王バチというと、働きバチがミツを集めている間、巣箱でじっと待っている…まさに女王様というイメージでしたが、実は間違いでした。

働きバチの寿命は短くて1ヶ月、長くて半年。そんな中、女王バチの役割は、とにかく卵をたくさん産むことなんだそうです。
1箱に1匹しかいない女王バチですが、1日で2,000匹の卵を産むといわれています。
外へ出て行くこともなく、卵を産み続ける女王バチ…。なんだかちょっと切ない…。

ツアー終了後は、草野さんからハチミツ講座。

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この日は暑かったので、ショウガ&レモン、2種類のハチミツドリンクをいただきました。

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色の違うハチミツ数種類の試食&解説をしていただきました。
何の花の蜜かによって、味や香り、風味だけでなく、質感まで違うものになることには驚き。
さらに、甘みが強く、ブドウ糖が多いハチミツは結晶化しやすいんだとか。

数種類をいただいた中でも、アカシアの透明度にはびっくりです。
草野さんが作るハチミツは、混ぜ物を一切せず、加熱もせずに仕上げる天然に近いものなのですが、あまりの透明度に、水飴を混ぜているんじゃ?と言われたこともあるそう。
純粋なアカシアだけで作ると、さらりと食べやすい、透き通ったハチミツになるんだそうです。

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こちらではハチミツの販売、ギフトも行っています。
最後に、小さなビンにお好みのハチミツを詰めてお土産をいただきました。

いのち、しぜん、めぐる。
このキャッチコピー通り、自然の中でミツバチが頑張ってくれるおかげで、おいしいハチミツが食べられるんですね。
ミツバチ、自然の山花、みんなに感謝です。

今回レポートした養蜂場ツアーは、春~夏の時期限定での開催。
今年は残念ながら終了してしまいましたが、来年以降も募集をされるそう。
行ってみたい方は、はちみつ草野さんのWebサイトをチェックしてくださいね。

◇はちみつ草野 Webサイト
http://mitsukusa.com/

さらに。
草野さんこだわりのハチミツは、県内の直売所
いくとぴあ食花の「きらきらマーケット」さんや、「そら野テラス」さんで購入できます。

そして現在、新潟伊勢丹地下1階のベーカリー、エディアールさんにも草野さんのハチミツが。

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草野さんのハチミツの販売と、ハチミツを練り込んだパンもラインアップされています。
ハチミツ×パンの組み合わせは間違いないですよね…!
気になる方はぜひ、こちらにも足を運んでみてください。

養蜂場ツアーで、奥深いハチミツの世界に私もすっかりハマってしまいました。
自然の恵みと、ミツバチに感謝しながら、いろんなハチミツを楽しみたいですね。

草野さん、ありがとうございました!

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